新しい表現の会が企画するトークイベント「TOKYO GOLDEN TALK」の第8弾は講師に岩崎裕和さんを迎えて、プログレッシブ・ロックの真髄と思想についてのお話をしていただきます。
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「プログレッシブ・ロックの真髄と思想〜プログレッシブ・ロックの真髄を再検証し現代における「プログレッシブ」という生き方を考察する〜」
プログレッシブ・ロック(プログレ)は1960年代後半のイギリスを発祥とするロックのジャンル・スタイルの一つ。「プログレッシブ」とは「先進的」・「前衛的」という意味で、プログレッシブ・ロックは芸術、歴史、思想、宗教、哲学、民族学、文学、社会学、科学、工学、自然・環境学といった様々な要素を深く内包し、音楽的にはクラシック、現代音楽、実験音楽、Jazz 、民族音楽、(演劇)を消化し、それを高度な作曲、演奏技術、ステージ演出を極めたバンドを指す。70年代に多くのプログレバンドが個性豊かに活躍し、商業的にもギネスブックに載るほどのバンドも出現した。
80年代に入り更に推し進められた産業音楽、又はロック本来の持つ世俗性、単純化の回帰により、プログレの持つ難解性・長尺曲による忍耐力の強要性も加味され、急激にその幕を閉じる運命になり、一部マニアの音楽として長らく表には出ない時代が続いて行く。
しかしプログレが衰退した時代にもピンポイント的に伝説的プログレバンドの来日や、ゲーム音楽への影響、そして近年クラシック界でプログレ曲が演奏されたり、TVCM、NHKの大河ドラマでの大々的使用等じわじわと様々な所に影響を与えつづけてきたのが確認される。ロンドンオリンピックでプログレの登場も記憶に新しい。またYouTube等のNet生放でもプログレッシブ・ロックの要素を受けついだ若者の音楽が出現してきた。
音楽はその時代のあり様を映す鏡であり、「プログレッシブ・ロック」という古くて磨かれた鏡(魔法の鏡)から現代を再認識し未来を思考してみる時が来た。プログレッシブ・ロックの真髄を再検証し現代における「プログレッシブ」という生き方を考察する。
2012年10月18日(木)19:00開場 19:30開始
会費:1,800円
第一部 講義「プログレッシブ・ロックの真髄と思想〜プログレッシブ・ロックの真髄を再検証し現代における「プログレッシブ」という生き方を考察する〜」:岩崎裕和(音楽家)
第二部 対談:岩崎裕和×金 大偉(アーティスト)
講師プロフィール
岩崎裕和 Iwasaki Hirokazu [obaiwa]
Graphics & Sound Designer
keyboards, Piano & Composer
1959年 東京生まれ
4歳から11歳位までクラシックピアノを習う。その後ロックに傾倒。1970年代後期~年末浅草ロックフェステイバルに出演。Progressive Jazz Rock Band/obaiwa結成。1980年代~青山ベルコモンズでの劇判プログレシブロックバンド「The Unknown」に参加。影絵の藤城清治氏の劇場用曲を「The Unknown」のバイオリニストと共同作曲・演奏。SONYエイプリルミュージュクのバンドオーデションでAOR系のオリジナルバンドに参加し準優勝
2000年~企業の映像音楽や自治体の自然に関するテーマのものを作曲・編曲・制作。大手ホテルの音楽制作に参加。2003年リットーミュージック キーボードマガジン(シンセサイザーの開発コンセプトのコンテスト)で優勝。2005年~元キングクリムゾンのバイオリニストDavid Cross(デビット・クロス)が率いる David Cross Band のオープニングアクトをつとめる。他、北欧、イギリス、米国アーティストと競演。ドイツ、フィンランド、アメリカの多国籍JazzバンドJohnny La Marama (ジョニーラ マラマ)の来日公演ツアーにVJで参加。中国のマルチアーティスト金大偉とコラボレーション開始。
obaiwa
http://home.a01.itscom.net/obaiwa/
facebook
https://www.facebook.com/obaiwah
場所:游龍の館 EX-LOUNGE
渋谷区神宮前4-24-5 2F
TEL 03-3479-7208
http://www.facebook.com/exlounge
主催・企画:新しい表現の会
会場が狭いため座席数が限られておりますのでご予約をお勧めします。
混雑の際には立ち見の可能性がございますので、あらかじめご了承下さい。
ご予約は以下のメールアドレスよりお願いします。
newexpressionfromasia@gmail.com