TOKYO GOLDEN TALK 第7弾 2012年4月7日(土) 黒川五郎の「茶室のフィロソフィー 〜アートとフィロソフィーの交差の場面としての茶道〜」


新しい表現の会が企画するトークイベント「TOKYO GOLDEN TALK」の第7弾は講師に黒川五郎さんを迎えて、茶道と哲学についてのお話をしていただきます。

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「茶室のフィロソフィー」
〜アートとフィロソフィーの交差の場面としての茶道〜

日本に西欧の近代芸術を移入した岡倉天心は、また優れた茶道の批評家でもあった。例えば、彼は侘びというアシンメトリーの美学を追及したが、その美意識の背後には、創作よりも鑑賞を重視し、茶道具の取り合わせから広がる想像力の交差(=Winged Crossing ウインド クロッシング)の‘場’に優位性を置こうとする伝統茶道の哲学的メッセージが秘められているのではないか。本講演では、今日のポスト・モダニズムにも通じるその美学の本質、すなわち‘空’という名の自己創造がなされる点前の場面である“茶室のフィロソフィー”を解明し、3.11以降の現代社会の閉塞状況を打破する新たな‘道 タオ’の創出に繋げたい。

開催日:2012年4月7日(土)
OPEN:15:00 START:15:30
会費:1,800円

講師:黒川五郎 (現代茶道研究家 (数奇者) / 哲学者)
略歴:慶應義塾大学文学部にて、教育哲学者:村井実に見いだされ、今日まで哲学的親交を深める。1981年卒業後、聖パウロ学園高校に倫理担当教員として在籍中、初の哲学書『有翼交差への旅立ち』を出版。以後、小田原看護専門学校講師(教育学)、(財)総合科学研究機構(筑波産学協同棟内)教授、青山学院大学講師等を経て、現在、ティー・セラピー・スタジオ/現代茶道研究室 所長。ヒトの教育の会理事。先代 宗江(母)より引継いだ裏千家茶道教室‘養心’を自社ビル内「鶯亭」にて運営(茶名:宗五)。明星ビル㈱代表取締役。著書『ティー・セラピーとしての茶道』『ティー・セラピーへの招待』(川島書店)、『新しい茶道のすすめ』(現代書林)等。 http://tea-therapy.com/

場所:游龍の館 EX-LOUNGE
渋谷区神宮前4-24-5 2F
TEL 03-3479-7208
http://www.facebook.com/exlounge

主催・企画:新しい表現の会

会場が狭いため座席数が限られておりますのでご予約をお勧めします。
混雑の際には立ち見の可能性がございますので、あらかじめご了承下さい。
ご予約は以下のメールアドレスよりお願いします。
newexpressionfromasia@gmail.com

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